羽後町町制施行50周年記念
西馬音内盆踊り「地口」「がんけ唄」
入選・佳作作品審査総評
「盆踊りの公募歌詞」審査総評
「地口」は、いずれも軽快なリズムで、明るくユーモアに満ちたものが多かった。年に一度の無礼講の盆踊りなので、自由で解放的にうたわれきたものが「地口」であるが、このたびの応募作品は、その伝統つながっているように思われる。
内容は、「口から出放題」の即興なもの、郷土自慢のもの、世相を諷刺したものが多い。
使われている言葉はすべて方言で、豊かな情感にあふれ、ユーモラスにうたわれる。
音頭の囃し言葉は「地口」と呼ばれてきたが、野菜でもその土地で生産されたものを「地物」ということにつながっているように思われる。その地域(風土)に根ざしてきた、方言の生命力というものを、つくづく知らされる。
「がんけの唄」は、四句(七七七五)の詞句で文語調なので、格調の高いものが多い。
羽後町は、これまで伝統的短詩型(俳句)文芸の土壌が厚く、応募作品もそれぞれ個性的で情緒豊がに表現されている。
(審査委員長 小坂 太郎)