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特集「後期高齢者医療制度」
(長寿医療制度)がスタートしました 

 新制度の保険証交付される
 新たな高齢者医療制度のもと、町では約三千二百名の方に保険証が交付されました。
 そして、該当する一部の方は保険料の徴収が4月15日より年金から天引きする形で実施されています。

新たな制度がスタートしてから窓口への問い合わせは
Q.保険証はどんな方々に交付されましたか?
A.75歳以上のすべての方と65歳以上75歳未満でも「寝たきり等の一定の障害がある」として広域連合の認定を受けた方に配布されていま す。広域連合とは県内すべての市町村が加入して設立した組織で保険料を決定したり、医療を受けたときの給付を行い制度を運営します。

Q.病院にかかった時に支払うお金はどうなるの?
A.医療機関等での支払はいままでと変わりありません。

Q.保険料の支払いはどうなりますかどうやって徴収されるの?
A.原則として2カ月分が年金から差し引かれます。郵送にて通知を発送します。その中に徴収金額を記載した書類が同封されますので確認してください。

Q保険証を紛失したらどうしたらいいでしょうか?
A.その場合は窓口までおいでください。必要事項を確認のうえ再発行いたします。
◎問い合わせ/町民課医療給付担当(62-2111内線117)

後期高齢者医療制度の留意点
●新しい保険証が届いているか確認してください。
●年金からの天引き保険料は2ヶ月分となります。
●家族でも75歳以上と未満では別々の保険に加入となります。
●世帯の所得に応じて保険料の軽減措置があります。

町立羽後病院の窓口では
 受診される患者さんの半分以上が高齢者医療制度に該当していますが、ほとんどの方が新しい保険証を持って来院しています。
 忘れて来る方も時々いますが役場に問い合せなどして比較的混乱なく経過しています。
 コンピューターに新たに保険番号を登録する作業があることから、普段より少しお待ちいただく事になるかもしれません。

新しい被保険者証
 病院の窓口で提示すれば、診療をうけられます。

 医療機関等では手元に保険証がない場合でも、旧保険証(国民健康保険等)で従来どおり受診できるよう、利用にあたって万全を尽くすよう運用されています。

高齢者の声
佐々木トラさん(82歳)塩出
 「病気を患ってから10年になります。絶対直ると信じて懸命にリハビリに励みました。少し不自由ですが、普段の生活はほとんど自分ですることができるまで回復しました。水曜と土曜には五輪坂のディサービスセンターに行って、ゆっくりゲームや昼寝を楽しんでいます。」
 「他人事でないのが、二人暮らしをしているお年寄りで昔年金をかけないでしまい、何もないような人はいったいこの先どうなるのかと思います。」
―新しい医療制度についてはどう思いますかー「一番聞きたいことは病院で診てもらったらどれくらいお金を払うのか、年金からどれくらいの保険料が差し引かれるのかが気になります。」

 



小林二郎さん(79歳)清水
 「妻が5年前に発病し、自分が介護しています。朝は5時頃に起きて朝食の支度から始まり、掃除洗濯と一通りの家事をやっています。ヘルパーさんが毎日きてくれるので助かっている。だいぶ慣れてきたが、家事は本当に大変だ。」「特に食事の支度は毎日何を食べさせていいのか献立を考えるのが大変だな。あまり固い物もだめ、塩分も控えめで、調理する時には工夫が必要なので頭を悩ましています。得意料理は煮しめかな。」
―買い物はどうしてますかー
 「晴れた日にバッテリー車で30〜40分の時間をかけて、おかずや紙おむつを買いに出かけています。」
―新しい医療制度についてはどう思いますか。
「はっきり言ってさっぱりわからない、どうなるのか心配です。」月曜日は入浴サービスで奥さんがディーサービスセンターに出かける。「その時は一人でテレビ見てお茶っこ飲んでる。後はどこへ出かけても気になるな。」

 

畠山泰子さん (76歳)堀内(仙)
 「3年ほど前に膝の手術をして退院してから、一時はふさぎこんでしまって自宅に居ることが多くなった時期もありました。でも、近所の友人が温泉やボランティア活動などに誘ってくれたおかげで元気になりました。本当に感謝しています。」
「この間も町で主催してます、介護予防ニュースポーツ教室にみんなで連れ立って参加しました。」
―健康で生活するために心がけていることは。
「最近では友達に誘われて古着を使ったぞうりを作りをしています。自分では指先を動かしていればボケ防止に役立つのかと思ってます。あと、好き嫌いなく何でも食べることでしょうか。」
―新しい医療制度についてはどう思いますか。
「介護保険料も取られているし、今度の制度で保険料を年金から天引きされるのは辛いものがあります。」

 

 

医療制度の変遷
 医療を提供する体制は、戦後、全ての国民に平等に医療を受ける機会を保障するという目的から整備が進められてきました。また、国民皆保険制度の方針で、国民が容易に医療機関を利用できるように整えられてきました。
 なかでも、高齢者医療については長らく老人保健法による老人医療制度として実施されてきたところです。老人医療制度については、国、都道府県・市町村の負担金及び健康保険等の拠出金により運営されてきたのですが、高齢化の進展等により、その財政負担は増加の一途をたどってきました。老人保健法では、被保険者の年齢や窓口負担の引き上げ等を行うなど制度改正を行ってきたのですが、なおも増え続ける高齢者医療費の財政負担に対応するために設けられたのが、「後期高齢者医療制度」(長寿医療制度)です。
 4月から始まった新制度は、75歳以上の高齢者を「後期の医療者」と位置付け、一定の対象者層として独立してもらい、新しい保険システムのもとに組み入れるものです

国の医療制度の変遷
昭和36年 国民皆保険制度確立
48年 老人医療費支給制度(老人医療無料化)
57年 老人保健法成立 、老人保健制度創設高齢者に一部負担金導入
59年 退職者医療制度創設
平成20年 新たな高齢者医療制度の創設


老いと向き合う
 町の高齢化率(65歳以上の人の割合)は、平成17年に30・5%に達しました。 約3・3人に1人が65歳以上の人ということになります。
 高齢化率が高くなるにつれて、高齢者の方が住み慣れたまちで元気に暮らし続けるための支援が益々重要になってくると考えられます。今までも高齢者が地域の中で孤立しないように交流の機会を設けたり、 介護が必要な状態になるのを防ぐ「介護予防」の取り組みなどを行ってきていますが、今後もよりきめ細かい福祉サービスの提供が望まれます。
 また、医療制度が高齢者の方々に負担になっていないかの検証も課題となるでしょう。
 70代の元気なある方の話でしたが「出来たら家族にあまり迷惑をかけないで逝きたいもんだ。朝畑仕事に出かけて戻ったらコロリという風におむかえにきてもらいたいな。」
 「老いる」ということは誰もがいつかは向き会わねばならないこと、私たちが暮らす社会は、どのように老いることと向きあっていこうとしているのか、高齢者を支える現場の実践や知見を通して考えていくことが必要と思われます。

人口と老齢人口の推移(資料:国勢調査)

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