特集 町政懇談会〜地域の声を町政に〜
6月3日と9月19日から29日まで、町内7地区10カ所を会場に197名の町民の方々が参加し、町政懇談会が開催されました。
はじめに、町長から財政状況・農業・商工業・定住促進など行政の進捗状況について詳しく説明があり、参加者から地区が抱える問題や課題・町に対する提言など百六の話題が出され、和やかに話し合いが行われました。町では、懇談の内容を分析し、より良い町づくりの計画に役立てます。
今回は懇談会で話し合われた主な内容を紹介します。
地区別参加者数・話題数地区名 |
参加者数 |
話題数 |
西馬音内 |
21 |
9 |
三 輪 |
39 |
6 |
新 成 |
8 |
9 |
明 治 |
11 |
8 |
堀 回 |
18 |
11 |
飯 沢 |
18 |
16 |
田 代 |
12 |
12 |
上到米 |
28 |
11 |
軽井沢 |
23 |
13 |
仙 道 |
19 |
11 |
計 |
197 |
106 |
話題の内訳
建設土木 |
生活環境 |
農林業 |
学校教育 |
活性化 |
公民館 |
観光産業 |
福祉保健 |
医療機関 |
その他 |
計 |
22件 |
13件 |
11件 |
11件 |
6件 |
8件 |
7件 |
7件 |
4件 |
17件 |
106件 |
20.8% |
12.3% |
10.4% |
10.4% |
5.7% |
7.5% |
6.6% |
6.6% |
3.7% |
16.0% |
100.0% |
西馬音内地区
9 月25日 西馬音内盆踊り会館
【観光振興策についてどう考えるか?】
盆踊り期間中だけに観光客が集中するため、年間を通じて観光客の分散化を図る必要があると考えています。そのため、毎年7月に開催している松喬苑盆踊りも、今年度から町外観光客にも観てもらえるよう、保存会の協力を得ながら観光客の誘致を試みました。さらに、体育館等での盆踊り公演や盆踊り会館を活用したツアー客の誘致も計画し観光客の分散化を計っています。
県外からの観光客が増加傾向にあることから、盆踊り3日間の経済効果を詳しく検証し、町の観光振興策を再構築する時期に来ていると考えています。
【盆踊り会館の外へも音を出し、雰囲気を醸成しては?】
盆踊り会館入口付近にスピーカーを設置するなど、本町通りの雰囲気を音で演出できるよう検討してみたいと思います。
【町外からの踊り手増加についてどう考えているか。規制する対策はないのか?】
盆踊りには、保存伝承と観光振興という両面の考え方があると思います。これまで観光問い合わせ者個々に盆踊りの実情を説明し、理解を求めるなど、地道な作業を続けてきました。しかし、このまま放置できない課題があることも事実で、近々盆踊りに関係する団体などと話し合いを持ち、今後の方針を打ち出し進めたいと思います。
【学童保育・アスベストについて】
学童保育は、国の計画に先駆けて、西馬音内・三輪両小学校で実施しています。他の小学校についても、国や県の制度的な動向を見定め進めていきたいと考えています。羽後町は合併せず比較的小規模な町なので小回りがきき、やりやすいと思います。
また、学校校舎に関連するアスベスト除去工事はすべて完了しました。旧図書館については耐震強度の問題もあり使用できないので、除去工事は行いません。
三輪地区
6 月3日 三輪公民館
【三輪公民館の移転・改築について18年度中に移転場所の決定等方向性を打ち出してほしい。また、公民館跡地の通学路利用、グラウンドの駐車場確保、町民プールの建設、国道398号線の歩道の設置をお願いしたい】
公民館移転等の三輪地区東部再開発は、予算的なものもあるので全体的に考えていきます。三輪地区の国道398号線について、県は改良済みと考えておりますが、歩道設置の件を含め引き続き要望してまいります。
【三輪地区振興会が町に示した三輪地区振興計画について、町の将来ビジョンを、総論的に示してほしい】
第4次羽後町総合発展計画は3年ごとに見直しているため、ここで公民館移転等の三輪地区東部再開発の開始年度、年限や用地等の明言はできませんが、その重要度は認識しておりますので、もう少し時間をいただきたいと思います。
新成地区
9月21日 新成公民館
【農業集落排水(下水道)の加入状況は】
土舘地区の農業集落排水は、供用開始から6年目、加入率は33パーセントとなっています。今年4月から各種制度を充実し加入相談員を配置して事業を推進した結果、半年で11戸の世帯に加入いただきました。町では少なくとも70パーセントの加入率は確保したいと考えておりますので、地域の皆さんのご理解とご協力により、快適な生活環境を実現したいと思います。
【小学校統合の話はどうなっているのか?】
明治地区PTAのアンケート調査では、新成小との統合意見が多くありました。ただし、統合条件として、スクールバスの運行・学校の名称変更・統合校舎改修等の環境整備を求める要望がありました。
少子化は確実に進んでいくため統合は避けられません。統合先校舎の一定の環境整備は必要と考えていますが、新校舎を建設することは考えておりません。今後、新成小関係者の意向調査も計画しておりますので、もう少し時間をいただきたいと思います。
明治地区
9月22日 明治公民館
【学校統合について、行政主導で早急に決めたほうが良いと思うが!】
明治小でアンケートを行った結果「平成20年から新成に統合を進めてもらいたい」という意見が多くありました。統合の条件として「スクールバスの運行・学校の名称変更・学校改修等、環境整備を検討し進めてほしい」という要望が出ています。話し合いを継続していますが、まだ結論は出ていません。
新成小でもアンケートを行い協議することになっています。ここまで来ましたので、もう少し待ってほしいと思います。
【学校統合後、体育施設がほしいと思っているが!】
現在の明治小体育館は、耐震性の関係で使用不可と考えています。体育施設は必要と考えているので、公民館施設も含め関係機関と協議し、施設配置は総合的に考えていく必要があると考えています。
堀回地区(元西)
9月28日 元西総合センター
【保育所児童数や女性の働く場所が増える可能性は。都会では働く場所はあっても、保育所等に入所できないことがあるが、町はどうか】
出生数は減っていますが、共働きや核家族化等の影響で0歳児保育など保育所に入る乳幼児は増えると思います。
職場の確保は今年度から県東京事務所に職員を派遣し、企業誘致に力を入れています。また、町内企業に対しても事業拡張する場合は、雇用の拡大も行ってもらうようお願いしており、雇用の場を確保し町民所得が上がるよう努力しています。本来保育所への入所は保護者が、保育できないときだけですが、羽後町では保育所に入所出来ない待機児童はおりません。
【職員採用しないようだが、年齢のひずみがでるのでは。役場の職員採用は雇用の場の確保という面もあると思うが】
1〜2名採用しても財政負担が大きく、できるだけシビアにしてやっていきたいと思います。年齢のひずみは、採用をするさいに年齢制限を上げるなど採用の仕方を工夫すれば解消できると思います。
【公民館職員引き揚げについて】
仕事量で支所が一番少なく廃止しました。職員引き揚げについては、一律にやっていきます。
公民館の行事等は職員を派遣してサポートし、形態については今後検討していきます。行政連絡員は無くさず、行政とのパイプ役になってほしいと思います。
飯沢地区(元西)
9月27日 元西公民館飯沢分館
【旧飯沢小を活用したグリーンツーリズムについて、地元はどんな協力ができるか?】
旧飯沢小を活用したグリーンツーリズム施設は、滞在・宿泊が可能で地元集会所としても使える施設として、秋に着工し来年3月までに改修工事を終える計画です。
年間300人程度の宿泊者を目標に運営を計画しています。これまで宮城県などの小中学校を対象とした農業体験を数回実施していますので、今後はこの施設を拠点として活用します。そのほか盆踊りやゆきとぴあ・国体の受け入れ施設としても活用します。
地元にお願いしたいことは、主に宿泊者に対する食事の提供などです。企画や施設・衛生管理など運営が軌道に乗るまでは役場が責任をもって関わり、グリーンツーリズム関係団体の協力を得ながら進めていきたいと考えています。
地元の女性の方々が大変意欲的とうかがっておりますので、よろしくお願いします。
【平坦部と同じように、子どもが安心できる環境づくりを考えてほしい。】
検討していきます。熊が出た場合などのスクールバスの送迎については、森林を抱える他の地区とのバランスもあり難しいと思います。不審者や熊出没などの情報は、防災行政無線で放送しています。
【真坂峠に携帯電話鉄塔設置できないか。(事故が起きた時など困る)】
携帯鉄塔の設置は地元負担があまりに高額なため、現在の計画で一旦終了しますのでご理解を願います。
【としとらんどの集客対策として露天風呂や足湯などの計画はないか?】
地元類似施設営業者への影響を考えながら、バランス良くやっていきたと思います。
田代地区(田代)
9月26日 田代総合農村センター
【街灯設置の要望、猿子沢の入口はどうなったのか!】
今年の街灯整備は、子どもの安全のため通学路を優先して整備したものです。学区毎に調査し、町全体で50基設置したものです。そのうち田代地区には5基、羽後中の学区が一番多く設置されました。
街灯設置の要望は非常に多く財政上の問題もあり、何とぞご理解願います。
【旧長谷山邸の水道、小坂清水を活用できないか。小坂清水の水質検査料があまりにも高額で、経費助成できないか?】
すでに小坂清水を使用しています。水道水は生活の基本であり、最重要課題として取り組んでいきます。検査料の助成は関係各課で検討したいと思います。
【冬期間、高瀬生活支援ハウスの利用希望者が多い。上到米の施設はどうなるのか?】
旧上到米小は主に認知症対策施設として考えているが、将来的には同施設2階や明通小などの活用も含め検討したい。
【議員の定数は適正か!】
自治法の規定により、条例で定められた定数は20人ですが、次の町議会議員選挙で4人減る予定なので16人となります。
軽井沢地区(田代)
9月19日 軽井沢生活改善センター
【松喬苑黒字になっているが、利用料を安くしては!】
旧上到米小の施設改修や運営は松喬苑の事業で行います。
現在、松喬苑の決算は黒字ですが、新施設の運営は単独で赤字となる可能性が大きいため、当面は新事業の推移を見極めたいと思います。
【老人医療費高くなっているが】
医療費の自己負担増は、国の制度改革によるものであり、町立病院運営については町のできる範囲でサービスを向上させたいと思います。また、老人福祉施設運営は、平坦部と山間部に差をつけず、バランス良く計画していきます。
【簡易水道組合が水枯れで困っている。どうにかならないか。井戸を掘るのに補助はあるのか?】
水の問題は重要な事項ですから、水道課の職員を現地に派遣し現状を調査します。また、井戸を掘削する場合の助成制度は、生活環境課が窓口となっているので相談してください。
上到米地区(田代)
9月29日 上到米生活改善センター
【集落営農について、もっと詳しく教えてほしい】
地区や集落の要望があれば、町や農協が説明にうかがいます。町は集落営農について積極的に推進する考えです。地区の営農事情は様々であり、早めに話し合いを持ち実施の手がかりを作っていきたいと思います。
【鴻屋の国道間に吹きだまりができ、スクールバスに影響がでる。】
県で取りはずした防雪柵があれば試験的に取り付けたいと思います。
仙道地区
9月20日 高瀬ケアセンター
【羽後病院の院外処方について】
羽後病院が国の医薬分業の指導等でそのまま院内処方するとなれば、相当数の薬剤師が必要となり、経営上現実的ではありません。
病院前に薬局が三軒開業する予定です。雨や雪のときの不便さも考えられますが、待ち時間が早くなる可能性もありますので、ご理解願いたい。
また、これまで羽後病院に派遣された薬局職員は会社に戻ることになります。新薬局に対しては薬剤師や職員を町内から採用してもらえるようお願いしています。
【地上デジタル放送について】
町内の地上デジタル放送不感地域受診環境を新たに共同アンテナ設備を新たに整備した場合、2億6,000万円ほど経費がかかると想定しています。テレビが見られないということは、水がないことと同じく大変なことで、パニックになる危険性があります。
平成23年まで地上デジタル波への移行は国の施策であり、国の責任で事業推進すべきです。町としては電波不感地域解消を国に要望するなど、今後の動向を見守りたいと思います。
【防災無線の使い方について】
多少のご意見はありますが、概ね問題なく運用されているようです。運用開始から約半年を経過しましたので、これまでの効果や反省を検証し、良好な運用に努めていきたいと思います。