水の詩
水 は 旅 人
雪におおわれていた山にも 春のひざし
大きなブナの森も
木々の根っこから
雪どけが始まる
毎年毎年 つもった葉っぱの土へ
静かにゆっくりと時間をかけて雪がとけ
やがて水は沢をくだり 川やたんぼへと流れる
うるおった大地では 草木がめざめ
やがて美しい花を咲かせる
大地に吸いこまれた雪どけ水は
地下水となり ゆっくりとゆっくりと
何年もかけ 涌き水となって ふたたび太陽の日をあびる
あるものは空を
またあるものは大地の中を
いろいろなところを旅して
みんなの体にしみこんでいく
きれいな水が
みんなの体にしみこんでいく
大切なみんなの体を
元気にするために
何にも感じないで飲んでいる水
でも水は自然からの贈り物