行動計画の基本的な視点
1. 家族・家庭を出発点として男女共同参画意識を育てる
人間の意識や行動は教育によって大きく影響されます。
人間が生まれてから最初に教育を受けるのは、多くは家庭生活においてであり、家族とのかかわりによる意図的、無意図的な教育は男女それぞれの価値観を生むうえの出発点となります。豊かな21世紀の社会を創造するには、これまでの長年にわあたる「男らしく」「女らしく」という固定的な性役割意識に基づく社会通念を見直し、性別によって生き方を固定的にとらえない視点への変換が求められています。
このため、家族・家庭を基盤として、町民一人ひとりがこのような視点を育み、ともに生活する人たちを尊重し、男女共同参画意識を育てていくことを目指します。
2.男女共同参画の人間らしい生活環境の整備
これまで、私たちの社会は、経済効率を最優先としてきたことや「男は仕事」「女は家庭」という固定的な性役割意識などにより、男性は過重労働、働く女性にとっては能力の過小評価や「仕事と家庭」の二重負担を強いられるなどのひずみが生じています。
また、近年では性犯罪、ドメスティック・バイオレンス(DV)、セクシュアル・ハラスメントなどの女性に対する暴力・性的問題行動が頻発しています。
このため、男性も女性も生き方、働き方、性の認識を改めて考え直すことが求められており、お互いの人権が尊重された人間らしい働き方、生活のあり方の確立を目指すことが必要です。
21世紀を活力に満ちた社会にするには、町民一人ひとりが家庭、職場、地域において、個性・能力を十分に生かしながら生き生きといきることができる人間らしい生活環境を整えなければなりません。このような社会では、多様な人々の多様な社会参画によって新たな価値が創造され、従来の理論では解決できないままにされてきた様々な問題にも対応が望まれるとともに、より質の高い生活を送ることができます。
そのために、男性、女性、高齢者、子ども、障害のある人もすべて、バリアフリーの望ましい社会づくりについて自由に意見を述べ、自分の能力を十分に発揮できる機会があらゆる分野において提供されるよう努めます。
3.すべての町民が充実した生活ができる社会の構築
羽後町の高齢者率は平成12年(2000)では27.4%平成17年(2005)には30.0%以上になると推測されています。人生80年時代を迎えて久しい今日、人生50年時代のように「男は仕事、女は家庭」だけでは生きていけないことは明らかです。
すべての町民が長い生涯において、人生を主体的に選択し、自らの責任において自立して生きていけることが保証されるならば、その一生は充実したものとなります。
そのためには、男女がともに社会責任も家庭責任も平等に分かち合い、保証も平等に享受される、人間らしい社会を築くことが必要です。
また、必要に応じて物質的にも精神的にも情緒的にも援助が受けられやすいような、福祉則年が生かされた社会を目指します。