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岩瀬の甌穴(田代地区岩瀬)

三輪神社本殿 石沢川(高瀬川・田代川)の岩瀬橋下流約300メートルの河床に露出する岩盤に大小多くの穴(甌穴)が見られる。
 甌穴は、岩手県の厳美渓等に見られるように、渓谷の比較的やわらかい岩盤に上流から運ばれてた硬い玉石等が、水の作用で永い年月をかけて、岩盤を削り穴ができたもの。
 流れる水が甌穴の大きいものに落ちるところは「岩瀬の滝」といわれ、親しまれている。地元には、この甌穴を「その昔、景色と水のよさに龍が住みつき、水底より岩にあがって甲羅干しをするさい、龍の尾で掘ったものだ」という言い伝えがあり、岩瀬の滝を見下ろす崖の上には、不動明王神社のほこらがある。
 岩瀬の滝周辺の岩盤は、今から、1,500〜2,000万年前の地層で、比較的やわらかな岩で、このような甌穴ができたもの。
 岩瀬の甌穴は、直径数10センチから2メートルを超えるものも有り、深さも「3メートルを超え、中は水が巻いている」と言われるものもある。
 秋田県の甌穴は県指定天然記念物でもある由利本荘市(旧鳥海町)の法体の滝周辺の河床と北秋田市(旧森吉町)の小又峡が知られるが、どちらも河川源流部にあり、岩瀬の甌穴のように上流に集落や盆地があるものは珍しい。

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